巨人症プロレスラー「ビッグ・ショー」:一日に1万8,000カロリーを摂取

「巨大症」を抱えるプロレスラー
12歳で身長188cm
成長を止める手術
サッカー、バスケットボールそしてプロレス
1995年にWCWと契約
「アンドレ・ザ・ジャイアント」の息子?
WWFへ移籍
ビッグ・ショーとして20年間活躍
驚くべき食事の内容とは
インタビューで明かされた食生活
「なんでも好きなものを、しかも大量に」
カロリー摂取量は成人の約10倍!
ファースフードも食べ放題
ビッグマックを5個、タコスなら20個
健康リスクとひきかえに巨体を維持
45歳で食生活を見直し
60キロの減量に成功
現在の食生活
「巨大症」を抱えるプロレスラー

「ビッグ・ショー」のリングネームで知られる米プロレスラー、ポール・ワイトは生まれたとき、成長ホルモンの過剰分泌により身長が異常に高くなる「巨大症」を抱えていた。

12歳で身長188cm

そのためポール・ワイトは12歳にして身長188cm、体重100kgに達し、しかも豊かな胸毛をたくわえていたのだ。

成長を止める手術

1990年、ワイトは18歳の時に成長を止める手術を受けた。そのときにはすでに身長213cm、胸囲は160cmに達していた。

写真:Instagram - @paulwight

サッカー、バスケットボールそしてプロレス

ワイトは幼少期から大学時代にかけてサッカーに励むかたわらアバスケットボール選手としても大活躍。だが、プロレスに転向してから人生最大の成功を収めることになった。

写真:Instagram - @paulwight

1995年にWCWと契約

1995年、米プロレス団体「WCW」が開催した大会「バッシュ・アット・ザ・ビーチ」でワイトはプロレスラーとしてデビュー。リングネームは「ザ・ジャイアント」だった。

写真:Instagram - @paulwight

「アンドレ・ザ・ジャイアント」の息子?

ワイトは「アンドレ・ザ・ジャイアント」の息子と名乗り、ハルク・ホーガンを父親殺しの敵とした。これはプロレスラーのキャラクターを設定する"ギミック"だ。

WWFへ移籍

1999年、ワイトは米プロレス団体「WWF(現在のWWE)」に移籍し、10年契約を結んだ。最初の数週間だけは本名のポール・ワイトとしていたが、後に「ビッグ・ショー」に改名。そして、伝説が始まった。

写真:Instagram - @paulwight

ビッグ・ショーとして20年間活躍

ビッグ・ショーはWWEのスター選手として20年以上にわたって大暴れした。そして2021年に新たなプロレス団体「AEW」へ移籍。ふたたび本名のポール・ホワイトを使用し、解説者としても活躍し始めた。

写真:Instagram - @paulwight

驚くべき食事の内容とは

ビッグ・ショーの活躍を長年にわたり見守ってきたファンは、つねに疑問に思っていたにちがいない。常人の倍もある巨体をもつ彼は、いったいんどんな食事を摂っているのだろうかと。

インタビューで明かされた食生活

ワイトは『talkSPORT』のインタビューを通じ、プロレスラーとして最盛期にあったころの驚くべき食生活について明かした。

写真:Instagram - @talksports

「なんでも好きなものを、しかも大量に」

「当時の1日あたりの摂取カロリーはひどいものだった。なんでも好きなものを、しかも大量に食べることが基本だったからね」もちろん、好きなものに猫は含まれていない。

写真:Instagram - @paulwight

カロリー摂取量は成人の約10倍!

さらにワイトは続けた:「おそらく1日あたりのカロリー摂取量は、1万3,000~1万8,000カロリーだったよ」ちなみに世界保健機関(WHO)が推奨する成人男性の1日あたりの摂取カロリーは2,000~2,500カロリーだ。

写真:Instagram - @paulwight

ファースフードも食べ放題

一般的な“成人男性”とはかけはなれていたワイト、ファースフードも好きなだけ食べていた。

写真:Instagram - @paulwight

ビッグマックを5個、タコスなら20個

ワイトは過去を振り返って語る:「マクドナルドに行ったらビッグマック5個にポテト、シェイク、アップルパイ、フィッシュバーガーも頼んでいた。タコベルなら、タコスを20個は食べていたよ」

健康リスクとひきかえに巨体を維持

もちろんワイトだって、ファーストフードばかりの食生活が健康リスクをもたらすことは承知していた。それでも厚い胸板を保ち、接近戦で有利になることの方を選んでいたのだ。

45歳で食生活を見直し

しかし、45歳という年齢にさしかかったワイトは、自身の健康バランスを気にかけるようになった。XXLサイズの体を動かすためのカロリー量は維持しつつ、クオリティの高い食生活を目指し始めた。

60キロの減量に成功

食生活を改善したことでワイトは60キロの減量に成功、体重は160キロまで落ち着いた。これは今も維持されている。加えて腹筋をくっきり割ることにも成功したと、インタビューでも語っている。

写真:Instagram - @paulwight

現在の食生活

かつてはマクドナルドの常連だったワイトだが、現在は「300グラムのタンパク質、一皿分の炭水化物と野菜を摂っているよ。それもできるだけ質の良いものを選ぶようにしている」とする。食生活を改善して体調を整えたワイト、今後もプロレスラーとして多くのファンを楽しませてくれることだろう。

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