米バスケットボール界を代表するバッド・ボーイズ:法に触れてしまった選手たち
米バスケットボールNBAの選手たちは多くの人にとってあこがれの存在であり、尊敬の対象となっている。だが選手も人間、警察のお世話になってしまった人も当然いる。
オリバー・ミラーは「ビッグ・オー」としても知られ、NBAで18年もプレイしたベテラン。フェニックス・サンズやデトロイト・ピストンズ、トロント・ラプターズなどで活躍した。
2011年の4月、ミラーは家族でバーベキュー中の男性をピストルで殴打したとして逮捕。第一級および第二級傷害で有罪となり1年間収監された。
さいきんの逮捕者でも最も有名なのはシャーロット・ホーネッツのガード、マイルズ・ブリッジズだろう。彼は家庭内暴力の疑いで逮捕された。
ブリッジズは24歳。判決は3年の保護観察、52週間の家庭内暴力カウンセリング、100時間の奉仕活動だった。
写真:YouTube video @sportsfrenzy
エディー・ジョンソン・ジュニアは1977年から1987年にかけての10年間、オールスター級のガードとしてプレイ。しかしそのキャリアは1987年、不法侵入・強盗・暴行で逮捕されたことで中断されてしまった。
写真:By United States Forest Service - United States Forest Service via tradingcarddb.com, Public Domain
その後も薬物乱用によって100回以上逮捕され、ジョンソンの人生は転落の一途をたどる。2006年には8歳の女の子への痴漢行為によって終身刑とされ、2020年、獄中で没した。
YouTube video @Swish County
トーリアン・プリンスは2016年のNBAドラフトで12位指名、現在ミネソタ・ティンバーウルブズでプレイしている。だがそんな彼も警察のお世話になってしまったことがある。
2メートル近い身長を誇るフォワードのプリンス。そんな彼だが、自宅の近くで職務質問を受けた際に、車の中から薬物の痕跡が発見、州外逃亡令状を発行され逮捕された。
Instagram @Timberwolvesnights_italia
ルーバン・パターソンは当時プロ歴11年の選手で、ロサンゼルス・レイカーズやポートランド・トレイルブレイザーズでプレーしていた。
パターソンはキャリア中なんども逮捕されており、自分の子供のベビーシッターに対する性的暴行未遂の罪で性犯罪者として登録されていた。さらに2002年には妻に対する重大な家庭内暴力の罪で逮捕されている。
ブレイロックはNBA歴13年のベテランだったが、危険運転致死罪や免停中に運転した罪、車線違反などで15年の刑を宣告された。
かつてのNBAのスター、ブレイロックは7〜10年の収監を余儀なくされると思われたが、請願が受理され、3年の刑期を務めた後、1年間の保護観察ということになった。
クリッテントンはNBAで4年ほどプレイしていたが、2011年8月、22歳の女性を殺害したとして逮捕された。
クリッテントンはカリフォルニアのジョン・ウェイン空港でFBIに逮捕され、23年の刑を宣告された。武器を用いた殺人および火器による暴行の罪だった。
写真:Wikimedia commons, author: photo taken by Flickr user brookenovak
アレン・アイバーソンはNBAの舞台に立った選手の中でもひときわ華やかなプレイヤーとして多くの人の記憶に残るだろう。なんどもオールスターに選ばれ、2001年にはMVPも受賞した。
だが、NBAでの輝かしいキャリアに入る前、アイバーソンは女性の頭を椅子で殴ったとして更生施設で4か月を過ごしている。
J. R. スミスはかつてNBAで華々しいキャリアを築いたが、いまは大学でゴルフの奨学金をもらってプレーしている。NBA時代、スミスは危険運転や交通事故が多いことで有名だった。
2007年、交通事故を起こし、同乗していた親友アンドレ・ベルが死亡。スミスは軽傷で済んだが危険運転で有罪とされた。24日間刑務所で過ごし、予定より6日早く出所となった。