パリ五輪選手村の恋愛事情:マッチングアプリ活用を明かした米女子アスリート
オリンピックはあくまでスポーツの祭典だが、選手たちの自然な交流をさまたげるものではない。実際、パリ五輪の選手村では30万個のコンドームが用意されたという。
トップアスリートとはいえふつうの人間である。オリンピック期間中は若くて健康な男女が数千人も選手村に集まっているのだから、むしろ何も起きない方がおかしいのかもしれない。
写真:TikTok - @happydelly
しかし、少なくともマッチングアプリを介した出会いについて言えば、今回のオリンピックは不作だったようだ。パリ・オリンピックに出場したボート競技の米代表エミリー・デルマンが、そのあたりの事情をTikTokで赤裸々に発信している。
パリ五輪の選手村にやってきたエミリー・デルマンは、しばらく放置していたマッチングアプリTinderを再ダウンロード、位置情報をONにして、まだ見ぬ素敵なアスリートとの出会いに胸を高鳴らせたという。
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エミリー・デルマンは楽観的な見通しを持っていた。なにしろそこは選手村だ。有望なマッチング候補はたくさんいるだろうと考えていたのである。
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しかし、物事はエミリー・デルマンが期待していたようには進まなかった。Tinderの画面をどれだけスクロールしても、オリンピック選手はちっとも現れなかったのだ。それでも彼女はしばらく粘ってみた。結局、自分の位置から半径1マイルという設定では、オリンピック選手は自分以外に2人だけしか表示されなかったという。
また、エミリー・デルマンはオリンピック期間中、Tinderで数多くの偽プロフィールに出くわすことになった明かしている。
Foto: TikTok - @happydelly
TikiTok動画のなかでエミリー・デルマンは、「素敵な出会いを期待してパリにやってきましたが、今はもう別の楽しみを探しています」と漏らしている。
写真:TikTok - @happydelly
もちろん、フランス人男性に魅力がないと言っているわけではない。誤解を与えてしまわぬよう、エミリー・デルマンは「パリジャンは素敵よ」と付け加えている。ただ彼女が期待していたのは、それとはまた別の種類の出会いだったわけだ。
エミリー・デルマンは1998年生まれ、26歳のボート選手。パリ・オリンピックが自身初となるオリンピックで、ローイング競技の「女子クォドルプル・スカル」に出場。米国チームは出場9チーム中、最下位に終わっている。
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