美しすぎる短距離ランナー、アリカ・シュミット:オリンピックを目前にして大型スポンサー契約を拒絶
この夏に開催されるパリ五輪に先立って、10万ドル規模のスポンサー契約を持ちかけられた陸上選手のアリカ・シュミット。しかし、アリカはこのオファーを断ってしまったという。一体、なにがあったのだろうか?
独紙『ビルト』によるインタビューの中で、アリカは「数ヵ月前、ある有名ブランドからオファーがありました。でも、私の信念にそぐわないブランドだったので、受け入れる気にはなれませんでした」とコメント。
しかし、オリンピック出場という夢は高くつく。開幕まで半年を切ったいま、アリカにはそのコストをまかなう手段が必要なのだ。スポーツ紙『Mundo Deportivo』によれば、アリカをはじめ、パリ五輪出場の資金繰りに苦戦するドイツ人選手は多いという。
アスリートとして活躍する一方、アリカはSNSを活用して収入の足しにしているようだ。本人の投稿によれば、「SNSを通じた収入のおかげで、パートタイムの仕事をせずに済むというのはありがたいことです」とのこと。また、『Mundo Deportivo』紙によれば、現在は大学でコミュニケーション学を勉強しているそうだ。
美人すぎる陸上ランナーとして注目を集めているアリカ・シュミット。とはいえ人気のひみつは美貌だけではない。ここ最近でもっとも有望な若手として期待されているのだ。
陸上界で名を上げつつあるアリカ・シュミットは1998年11月8日生まれ。ケルン近郊の小さな街プルハイム育ちで、子供時代はスポーツとトレーニングに明け暮れていたという。
幼いころからスポーツに没頭していたアリカがはじめに取り組んだのはサッカーだった。しかし、10代前半になると、短距離選手としての才能に気づく。
そして、生まれ持ったスピードと身軽さを武器にたちまち上位に食い込み、コーチや陸上ファンの目に留まるようになった。
さらに、2017年にイタリアのグロッセートで開催されたヨーロッパジュニア陸上競技選手権大会では、4×400メートル競走に出場。ドイツ代表チームは3分33秒という素晴らしいタイムをたたき出している。
パワーを見せつける健闘で銀メダルを獲得したアリカ・シュミット。優勝はならなかったが、可能性を感じさせる大会となった。
ジュニア陸上で銀メダルを手にしてからというもの、アリカはますます調子を上げている。ドイツ国内外における大会で素晴らしいパフォーマンスを披露し、短距離界をリードしているのだ。
常に限界に挑戦することで、世界レベルの陸上選手へと成長したアリカ。今、もっとも力を入れているのは400メートル競走と400メートルリレー走(4×400メートル)だ。
アリカにとって最大の難関となったのは、2019年にスウェーデンで開催されたヨーロッパU23陸上競技選手権大会だった。ドイツ代表チームの一員として参加したこの大会で、ライバルたちとの激しい競争に晒されることとなったのだ。
それでも勝負強さを発揮し、4×400メートルでは銅メダルを獲得。
しかし、アリカが一躍世界に知られるようになったのは、その美貌のおかげだろう。美人すぎる短距離ランナーとしてインターネットやSNSで多くのファンを獲得しているのだ。
以来、ヘルスケア雑誌をはじめメディアに取り上げられることも増えている。しかし、アリカ本人は、美貌ばかりが取り上げられトップアスリートとしての活躍が見過ごされがちだとたびたび不満をこぼしている。
「トラックに立って、限界まで自分を追い込むことこそ生きがいです」と語るアリカが、陸上選手として正当に評価してほしいと考えるのは当然だろう。
Instagramフォロワー370万人を抱えるアリカは陸上競技コミュニティの代表として、ジェンダー平等や機会均等について積極的に意見を発信。
今、アリカが目標にしているのは2024年に開催されるパリ五輪だ。モデル事務所やファッションブランドからも引く手あまただが、根っからのアスリートなのだ。
『ザ・サン』紙のインタビューの中でアリカは、「手厚いサポートがあるのはありがたいことです。でも、私はアスリートとしての目標に集中しているんです。他人の言うことに惑わされて自分の活動やチャンスを失わないようにしています」とコメント。
アリカは今、パリ五輪を視野に日々厳しいトレーニングに励んでいる。これからの陸上競技大会では400メートル競走に注目だ。