美しすぎるハードル選手、クリスティーナ・ヴキチェヴィチの活躍と現在
美人ハードル選手としてヨーロッパを中心に活躍したクリスティーナ・ヴキチェヴィチ(ノルウェー)をご存じだろうか。今回はそんなヴキチェヴィチのキャリアを振り返るとともに、現役引退後の暮らしを追っていこう。
1987年6月18日にノルウェーで誕生したクリスティーナ・ヴキチェヴィチ。父は1980年のモスクワオリンピックにハードル競争のユーゴスラビア代表として出場したペタル・ヴキチェヴィチだ。クリスティーナが幼いころから父の手ほどきを受けながら、ハードル競争に取り組むこととなったのは自然な成り行きだった。
弟のウラディーミル・ヴキチェヴィチ(写真)もハードル選手で、2010年にモンクトン(カナダ)で開催された世界ジュニア陸上世界選手権大会では銀メダルに輝いている。
ジュニア時代のクリスティーナ・ヴキチェヴィチは2003年にパリで行われた夏季ヨーロッパ・ユース・オリンピックで金メダルを獲得。続く2004年には世界ジュニア陸上選手権大会で5位につけ、さらに翌年にカウナス(リトアニア)で開催された欧州ジュニア陸上選手権大会で銀メダルに輝くなど、将来性を感じさせる活躍を見せた。
シニアデビューとなった2007年の世界陸上選手権大会では13.07秒をたたき出し、当時の自己ベストを記録。
さらに、2008年北京オリンピックでは13.05秒、翌年のFBKゲームズ(オランダ)では12.74秒と次々に自己ベストを更新していった。
勢いにのるヴキチェヴィチは2010年にバルセロナで開催されたヨーロッパ陸上選手権大会の60メートルハードルでノルウェー記録を更新。同年のヨーロッパ団体選手権ではノルウェー代表チームの一員として銅メダルに輝いた。
さらに、2011年になっても好成績を連発、ノルウェーを代表するアスリートとしての地位を確立してゆく。
具体的には60メートルハードルでノルウェー記録となる7.92秒を打ち立て、同年末に行われたBW-Bankミーティングで7.90秒へとさらに短縮したのだ。
プライベートでは、ノルウェー人サッカー選手ヴァディム・デミドフと交際。2016年には第一子の誕生を発表している。
画像:Instagram @christinav.d
この年、ヴキチェヴィチは競技からの引退も宣言。2012年に負ったケガによってキャリアの継続が難しくなってしまったためだ。
そして現在、ヴキチェヴィチは指導者として若手選手の育成に当たっているほか、スポーツイベントの運営などにも携わっているそうだ。
画像:Instagram @christinav.d
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