サッカー・プレミアリーグ史上最高の選手トップ10
イングランドのプレミアリーグは、間違いなく世界最高峰のリーグであり、これまで数多くのスーパースターを輩出してきた。そのなかでトップ10を決めるとしたら、誰が頂点に立つだろうか。英誌『ザ・サン』が独自にまとめた評価をもとに、「プレミアリーグ史上最高の選手トップ10」を見ていこう。
英誌『ザ・サン』が10位に挙げたのは、リヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクだ。ファン・ダイクは、2018年に同じプレミアリーグのサウサンプトンから移籍すると、すぐさまリヴァプールで定位置を掴み、リーグを代表するディフェンダーとなった。オランダ代表でもキャプテンとして活躍しつつ、ファン・ダイクはリヴァプールで2019年のUEFAチャンピオンズリーグ優勝、2019/20シーズンのプレミアリーグ優勝に貢献した。
9位に選ばれたのは、フランス代表のエリック・カントナだ。カントナは、輝かしい実績の一方、傍若無人な振舞いによって英国サッカー界で大きな物議を醸した選手だった。カントナは、母国フランスでプロデビューしたのち、リーズ・ユナイテッドでプレミアリーグでのキャリアをスタートさせた。強豪マンチェスター・ユナイテッドに移籍するとその真価を発揮し、プレミアリーグで5回ものタイトルを獲得した。
8位に選ばれたのは、現在もプレミアリーグの最多得点記録を保持するアラン・シアラーだ。シアラーは1994/95シーズンにブラックバーン・ローヴァーズの歴史的なプレミアリーグ優勝に貢献した。その後ニューカッスルに移籍すると、同チームで200以上のゴールを量産し、伝説的な選手になった。
リヴァプールの現在のトップスターであるモハメド・サラーもこのランキングには欠かせないだろう。エジプト出身のサラーは、切れ味あるドリブルを武器に数多くの印象に残るゴールを挙げてきた。屈強な相手ディフェンダーを手玉にとる活躍で、既に3度もプレミアリーグの得点王に輝いている。
6位のライアン・ギグスは、左足から芸術的なパスを繰り出す素晴らしいミッドフィールダーだ。ライアン・ギグスは、アレックス・ファーガソン監督が指揮したマンチェスター・ユナイテッドであらゆるタイトルを総なめにし、プレミアリーグの最多タイトル記録(13回)を保持している。
ギグスのユナイテッドでのチームメイト、ウェイン・ルーニーが5位となった。エバートンで10代のうちに頭角を現したルーニーは、マンチェスター・ユナイテッドで伝説となった。2011年にマンチェスター・シティ戦で決めた衝撃的なオーバーヘッドキックなど、数々の輝かしいゴールで知られている。
タフなプレースタイルと類稀なリーダーシップで知られたロイ・キーンが4位となった。アイルランド出身のキーンは、マンチェスター・ユナイテッドで7度のタイトルを獲得したプレミアリーグの象徴的な選手だ。アルフ=インゲ・ハーランドやパトリック・ヴィエラとピッチ上で激しく衝突するなど時に物議も醸したが、現在もファンから高い人気を誇っている。
クリスティアーノ・ロナウドが1位だと予想した人もいたかもしれないが、『ザ・サン』のランキングではポルトガルの英雄ロナウドは3位となった。マンチェスター・ユナイテッドの3連覇に大きく貢献したロナウドは、そのドリブルと強烈なシュートでイングランドサッカー界に衝撃を与えた。
ケビン・デ・ブライネは、マンチェスター・シティの選手で唯一このランキングに選出された。ベルギー代表でも活躍するデ・ブライネは、疑いなくマンチェスター・シティ史上最も偉大なミッドフィールダーの一人だ。絶妙なボールタッチ、正確無比なパス、目を疑うような長距離シュートで、デ・ブライネはシティのプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ制覇に貢献した。
『ザ・サン』のランキングで栄えあるプレミアリーグ史上最高の選手に選ばれたのは、ティエリ・アンリだ。フランス代表としても活躍したアンリは、驚異的なスピードと世界トップクラスのテクニックを兼ね備えた選手だ。「無敵」とまで称されたアーセナルの黄金期を牽引し、プレミアリーグのタイトルや得点王も複数回獲得するなど、このランキングの1位にふさわしい活躍を果たした。
『ザ・サン』のランキングは納得の順位になっていただろうか。あなたにとって、プレミアリーグ史上最高の選手はいったい誰だろう。