史上最高のマルチアスリートたち:複数の競技で才能を発揮!

多才なスポーツ選手たち
ジム・ブラウン
エリーズ・ペリー
ボー・ジャクソン
ソニー・ビル・ウィリアムズ
ヴィクトリア・ペンドルトン
イアン・ボサム
ジム・ソープ
ジョーダン・マイラタ
ダニー・エインジ
カイラー・マレー
クララ・ヒューズ
ジャッキー・ロビンソン
ロバート・ヘイズ
ディオン・サンダース
ジェイソン・ロビンソン
多才なスポーツ選手たち

子供のころに様々なスポーツに取り組んだという方は多いはず。しかし、これと決めた競技で一流になれるのはひと握り、ましてや複数の競技で活躍することができるのはごく限られた天才たちだけだ。今回はそんな多才なアスリートたちに注目だ。

 

ジム・ブラウン

誰よりも体格がよく、パワフルでスピードもあるジム・ブラウンはシラキュース大学チーム「オレンジ」の原動力だった。アメフトとラクロスの両方で大学スポーツ界のトップに立った後、NFLのクリーブランド・ブラウンズからドラフト6巡目指名。1964年にはNFLを制覇している。引退後は俳優として、数多くの作品に出演した。

 

エリーズ・ペリー

投球もバッティングもこなす史上最高の女子クリケット選手として、数々のトロフィーを獲得しているエリーズ・ペリー。サッカー選手としても才能を発揮し、16歳のときにサッカーオーストラリア女子代表「マチルダス」のメンバーに抜擢され、2011年のFIFA女子ワールドカップに参加したほどだ。しかし、オーストラリアにおける女子クリケット人気の高まりを受けて、2016年以降はキャリアをクリケット一本に絞っている。

 

ボー・ジャクソン

並み居る天才アスリートたちのなかでも、頭一つ抜きんでているボー・ジャクソン。天然芝フィールドでパッドを着けたままという条件の40ヤード走で4.12秒という記録をたたき出しているが、これは現在のNFLスカウティングコンバイン記録である、短い芝のフィールドでショートパンツとTシャツのみという条件の40ヤード走における4.22秒と比較しても驚くべきスピードだ。しかし彼の真価はNFLとMLBの両方で活躍し続けたことにある。股関節の故障によってトップに登りつめることはできなかったものの、マルチアスリートを語るならボー・ジャクソンを避けて通ることはできないだろう。

 

 

ソニー・ビル・ウィリアムズ

毛色の違うスポーツに挑戦して実績を挙げたソニー・ビル・ウィリアムズ。ふつうの選手はラグビーユニオンのワールドカップで何度も優勝したところで満足してしまうものだが、ソニーはそれに飽き足らずラグビーリーグでも優勝カップを手にした上、今度はボクシングに挑戦。ボクサーとしての戦績は9勝1敗で、WBAインターナショナルヘビー級のタイトルも獲得している。

ヴィクトリア・ペンドルトン

一般にはあまりなじみのないアスリートかもしれないが、自転車競技ファンの間では圧倒的なキャリアで知られるヴィクトリア・ペンドルトン。オリンピックに3度出場し金メダルを多数獲得したほか、英国代表の一員として数年間にわたりライバルたちを寄せ付けない強さを見せたのだ。その後、競馬に意欲を見せ始め、騎手になるためのトレーニングに一から取り組んだ結果、チェルトナム競馬場で5位入賞を果たしている。

イアン・ボサム

エリーズ・ペリーと同様、多才なオールラウンダーとして知られるイアン・ボサム。イングランド史上最高のクリケット選手として名を残す一方、サッカー選手としてはヨーヴィル・タウンFCとスカンソープ・ユナイテッドFCに所属し、センターハーフとして活躍。1981年にヘディングリーで行われたテスト・クリケットでは、オーストラリアと対戦しイングランドに大金星をもたらしたことで有名だ。

 

ジム・ソープ

1912年のストックホルムオリンピックでは走り幅跳びや走り高跳び、五種競技、十種競技に出場したほか、プロ野球やアメフトでも才能を発揮したザ・マルチアスリート。五輪参加資格に問題があるとして金メダルは剥奪されてしまったものの、地上で一番パワフルなスポーツ選手だったのは間違いない。また、NFL の創設メンバーであり初代会長も務めるなど、レジェンドにふさわしい経歴の持ち主だ。

 

ジョーダン・マイラタ

シドニー生まれラグビー育ちのジョーダン・マイラタはまさに巨人。体格と運動能力を買われてNRLのサウスシドニー・ラビトーズに入団、控えチームでプレーすることとなった。ところが、大きすぎる体格が災いしてリリースされてしまったジョーダンは米国に移住。アメフトのオフェンシブタックルに転身すると、フィラデルフィア・イーグルスから7巡目でドラフト指名を受けた。そして、今日ではリーグ最高のオフェンシブタックルとみなされている。

ダニー・エインジ

現在ではユタ・ジャズのCEOを務めるダニー・エインジだが、現役時代のキャリアも凄まじい。NBAのボストン・セルティックスとMLBのトロント・ブルージェイズからドラフト指名され、両方でプレーしたのだ。80年代半ばにNBAを制覇したボストン・セルティックスの主要メンバーだったダニーはおよそ20年後、GMとして同チームの活躍に貢献している。

カイラー・マレー

MLBとNFLの両方でドラフト1巡目指名された唯一のアスリート、それがカイラー・マレーだ。MLBのオークランド・アスレチックスから1,400万ドル以上の契約を持ち掛けられたもののアメフトに専念するため、これを断っている。一方、全体1位指名で入団したアリゾナ・カージナルスとは、最近2億3,o0o万ドル以上で契約を延長しており、カイラーの判断は正しかったと言えるかもしれない。

 

 

クララ・ヒューズ

夏季五輪と冬季五輪の両方に出場できるアスリートは非常に限られている、そんな中、クララ・ヒューズは両方で複数のメダルを獲得するという偉業を成し遂げた稀有の人だ。1996年のアトランタオリンピックに出場、自転車競技選手として2つの銅メダルを手にした後、10年後のトリノオリンピックではスピードスケート女子5000メートルで金メダルに輝いたのだ。

ジャッキー・ロビンソン

MLB初の黒人選手としてブルックリン・ドジャースでプレーするため、差別や偏見に立ち向かったジャッキー・ロビンソン。そのパイオニア精神はMLBチャンピオンリングやMVPタイトルの獲得、殿堂入りといった形で報われることに。しかし、MLB入りする前はカリフォルニア大学ロサンゼルス校の選手としてアメフトや野球、バスケットボール、陸上競技で活躍していたのだ。まさに、伝説のマルチアスリートと言えよう。

 

 

ロバート・ヘイズ

NFLに挑戦した陸上競技のオリンピック選手は数人いるが、「バレット・ボブ」ほどの活躍を見せたアスリートは他にいない。1964年の東京オリンピックでは金メダル2つを獲得したスプリンターだったが、NFLのダラス・カウボーイズに入団。10年間のキャリアを通じてレシービングヤード7,400ヤード、タッチダウン71回という記録をたたき出し、殿堂入りを果たすこととなった。1972年の第6回スーパーボウルを制覇しており、オリンピック金メダルとスーパーボウル・リングの両方を手にした唯一のアスリートだ。

 

ディオン・サンダース

NFL史上最高のディフェンシブバック、ディオン・”プライム・タイム”サンダースは、アメフト以外の才能にも恵まれていた。スーパーボウルを複数回制覇し、ワールドシリーズ出場も果たしたディオンが成し遂げた最大の偉業は、同じ日に2つのプロスポーツでプレーしたことだろう。1992年10月、アトランタ・ファルコンズのアメフト選手としてマイアミ・ドルフィンズと対戦した後、ピッツバーグに飛び、アトランタ・ブレーブスの野球選手としてナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズに出場したのだ。

ジェイソン・ロビンソン

ラグビーリーグとラグビーユニオンの間を行き来する選手は昔からいるが、ジェイソン・ロビンソンほど成功したアスリートは多くない。スーパーリーグおよびプレミアシップ・ラグビーを制覇するなど輝かしい活躍を見せるジェイソンだが、中でも特筆すべきは2003年のラグビーワールドカップでオーストラリアを破りイングランドを優勝に導いたことだろう。また、ブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズにも2度選出されている。

 

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