陸上競技はもうからない？：美人ランナー、アリカ・シュミットが収入を暴露

400メートル競走の陸上選手としてドイツ屈指の記録を誇るアリカ・シュミット。しかし、本人が最近投稿したTikTok動画によれば、アスリートたちが陸上競技で手にする収入はまるで雀の涙だという。

シュミットいわく：「代表チームに所属する選手には、スポーツ補助金として毎月700ユーロ（およそ11万円）が支払われます」

では、所属クラブは選手たちに報酬を支払っていないのだろうか？ アリカ・シュミットによれば、スポーツクラブから毎月いくらかの収入を得ることはできるが、「それだけで生活できるほどではないのが一般的」であり、まったく無給の選手もいるそうだ。シュミットの場合、所属するスポーツクラブ「SCシャルロッテンブルク」から受け取る報酬は「ほんのわずか」だという。

さらに、大会に出場しても多くの場合、アスリートたちは十分な報酬を受けられないばかりか、シュミットいわく「移動費や宿泊費がカバーされないこともある」ため、自腹を切ることも珍しくないようだ。

したがって、アスリートたちが他の収入源を求めるのは自然な成り行きだ。「収入源を増やすため、コマ数を抑えながら学業を両立させたり、副業としてちょっとした仕事に携わっているケースがほとんどです」と語るシュミット自身も、オンラインでコミュニケーション管理やメディアについて学んでいる。

さて、金欠に悩むアスリートには、ドイツ連邦軍および連邦警察に所属するというオプションが用意されている。シュミットがTikTok動画で語ったところによれば、ドイツ連邦軍に所属する選手は平均2,500ユーロ（およそ40万円）の月収を得られるという。ただし、4～6週間は軍の任務に当たらなくてはならない。一方、連邦警察でも同様の収入を得られるが、労働時間はより長いとのこと。

シュミットいわくドイツ連邦軍や連邦警察は「とても良い」選択肢だというが、それだけに希望者も多く狭き門だ。「たいてい、種目ごとの枠は2つだけ。つまり、チャンスを手にすることができる選手はわずかなのです」

また、スポンサー探しも選手自らこなす必要があるが、SNSで人気者にでもならない限り、そう簡単な話ではない。

もっとも、アリカ・シュミットの場合、そのことは問題にならないはずだ。というのも、TikTokフォロワー200万人、Instagramフォロワー460万人を抱えているのだから。

素晴らしい運動能力と抜群のルックスで注目を集めるシュミットなら、SNSから得られる資金は相当なものになるはずだ。しかし、『ビルト』紙が伝えた通り、シュミットはそれによってどの程度の収入を得ているのか明かしていない。

ドイツのプロスポーツ選手たちは生活に苦労していると言うアリカ・シュミット。しかし、桁違いの年俸を誇るサッカーとテニスは例外だ。

2024年夏に開催されるパリ五輪に向け、アリカ・シュミットは日々トレーニングに励んでいる。夢の大舞台での活躍に期待だ。