欧州サッカー:5大リーグの2023/24シーズン得点ランキングトップ10を振り返る
欧州サッカーが2024/25シーズンを迎える今、前シーズン2023/24に記録されたヨーロッパの主要リーグにおける得点ランキングを見ていこう。
毎シーズン大きな注目を集める各リーグの得点王争い。特に「欧州5大リーグ」と呼ばれる主要な5リーグ(プレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガ、セリエA、リーグ・アン)では、スター選手たちがしのぎを削っている。
わずか1ゴール差でトップ10から惜しくも外れたが、アレクサンドル・ラカゼットは34試合で22ゴールという素晴らしい記録を残している。およそ120分に1ゴールを挙げ、今季リーグ・アンで苦戦したオリンピック・リヨンの救世主となった。
10位にはレアル・マドリードのジュード・ベリンガムが23ゴールでランクインした。イングランド出身のベリンガムは、42試合に出場。ドルトムントからの加入初年度にして素晴らしい成績を収めた。
9位タイには、アントワーヌ・グリーズマンとヴィニシウス・ジュニオールがランクイン。グリーズマンは、今シーズンもアトレティコ・マドリードで決定的な役割を果たし、24ゴールを獲得。一方、UEFAチャンピオンズリーグ決勝で貴重な追加点を決め、レアル・マドリードの優勝に大きく貢献したヴィニシウスが同率で9位となった。
8位には3人の選手が同数で並んだ。1人目はニューカッスルのストライカー、アレクサンダー・イサクで、40試合で25ゴールを記録している。
リヴァプールの絶対的エースであるモハメド・サラーも25ゴールを決めた。今シーズンはUEFAヨーロッパリーグやカップ戦を含め44試合に出場している。
3人目はFCバルセロナのストライカー、ロベルト・レヴァンドフスキだ。全48試合に出場し、25ゴールを記録している。
7位タイ、26ゴールで並んだ2人がランクイン。1人目はスペインの名門ビジャレアルのストライカー、アレクサンダー・セルロートだ。ノルウェー出身のセルロートは、40試合で26ゴールを記録した。
2人目は、リーグ・アンのリールに所属するカナダ代表ジョナサン・デイビッドだ。今シーズンは47試合中26得点という成績を残した。
6位タイには、27ゴールを記録した4人の異なる選手がランクインしている。1人目はインテル・ミラノのエース、ラウタロ・マルティネスだ。44試合で27ゴールを記録し、インテルのリーグ優勝に大きく貢献した。
2人目は今シーズンのチェルシーの新星、コール・パーマーだ。48試合に出場し、ラウタロと並ぶ27ゴールを記録した。
フィル・フォーデンは、マンチェスター・シティで52試合に出場。27ゴールを決め、プレミアリーグのタイトル獲得に大きく貢献した。
27ゴールを達成した4人目は、オリー・ワトキンスだ。アストン・ヴィラで53試合に出場し、チームのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得の原動力となった。
単独5位となったのは、今季45試合で28ゴールを記録したRBライプツィヒのストライカー、ロイス・オペンダだ。
ドイツのシュトゥットガルトに所属するセール・ギラシは、シーズンを通して素晴らしい成績を収めた。わずか30試合で30得点し、4位にランクイン。非常に効率良く得点を重ねた。
ギラシと同ゴール数で4位となったのは、リーグ・アンのオリンピック・マルセイユに所属するピエール=エメリク・オーバメヤンだ。今季は51試合に出場し、30ゴールを決めている。
3位は、昨シーズンの得点王アーリング・ハーランドだった。ノルウェー出身のハーランドは、マンチェスター・シティで44試合に出場し38ゴールを記録。シティのプレミアリーグ4連覇に大きく貢献した。
2位にランクインしたのはハリー・ケインだ。バイエルン・ミュンヘンではタイトルを獲得できなかったものの、45試合で44ゴールという素晴らしい成績を残した。
2023/24シーズン最多得点者となったのは、フランスのスター、キリアン・エムバペだ。48試合で45ゴールを決めた。クープ・ドゥ・フランス決勝でも得点を決め、パリ・サンジェルマンでの有終の美を飾った。