2023/24欧州サッカー:最も期待外れに終わった選手たちワースト10

残念な結果に終わった選手たち
10位:ジョアン・フェリックス(FCバルセロナ)
来シーズンの去就は不透明
9位:ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ)
フィル・フォーデンの影に隠れる?
8位:ミハイロ・ムドリク(チェルシーFC)
適応が遅すぎる
6位:ダヨ・ウパメカノ(バイエルン・ミュンヘン)
4日間で2枚のレッドカード
5位:アンス・ファティ(ブライトン)
度重なる負傷
4位:ガブリエウ・ジズス(アーセナル)
プレミアリーグではわずか4ゴール
3位:メイソン・マウント(マンチェスター・ユナイテッド)
2位:ランダル・コロ・ムアニ(パリ・サンジェルマン)
チームは充実したシーズンを送る
1位:アントニー (マンチェスター・ユナイテッド)
ピッチ内外での失敗
残念な結果に終わった選手たち

欧州サッカーでは、2023/24シーズンにも多くの新たなスター選手が登場し、世界の舞台にその名を轟かせた。一方で、期待に見合う結果を出せなかった選手もいた。2023/24シーズンに残念な結果となってしまった選手をランキング形式でご紹介しよう。

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10位:ジョアン・フェリックス(FCバルセロナ)

その才能に疑いはないが、安定したパフォーマンスを見せられていないジョアン・フェリックス。レンタルでFCバルセロナに加入し、素晴らしいスタートを切ったが、継続して良いプレーを見せることはできなかった。今シーズンも例年通りの尻すぼみになってしまった。

来シーズンの去就は不透明

シーズン序盤は同じくポルトガル出身のジョアン・カンセロとともに好印象を残したが、シーズン中盤には両者とも調子を落とした。フェリックスはシャビの構想からも外れ、ベンチに座る時間が増えた。才能と天才的な閃きに疑いはないが、依然として非常に不安定なパフォーマンスに終始している。来シーズン、バルセロナに留まるかは不透明だ。

 

9位:ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ)

昨シーズンはマンチェスター・シティのUEFAチャンピオンズリーグ優勝の立役者になったジャック・グリーリッシュ。今シーズンも開始当初はグアルディオラ監督に重宝されていたが、次第に状況が変わっていった。同じくイングランド代表のフィル・フォーデンがチームで活躍する一方、徐々にグリーリッシュはゴールから遠ざかった。『ソファスコア』によると、昨シーズンとは対照的に、今シーズンのグリーリッシュはプレミアリーグでわずか3ゴールしか挙げられなかった。

フィル・フォーデンの影に隠れる?

アストン・ヴィラで活躍し、マンチェスター・シティに移籍したグリーリッシュ。プレミアリーグではベンチスタートが多くなり、8試合に出場した今期のUEFAチャンピオンズリーグでも目立った活躍はできなかった。サッカー専門サイト『トランスファー・マルクト』によると、グリーリッシュは好調と不調を繰り返しており、移籍金1億1,750万ユーロに見合うだけの活躍はまだできていないという。

8位:ミハイロ・ムドリク(チェルシーFC)

好不調の波の激しいシーズンを送ったチェルシー。2023年の移籍市場では、世界で最も多くの資金を投じたにもかかわらず、プレミアリーグでは6位に終わった。コール・パーマー、マロ・ギュストらはチームにフィットしたが、ミハイロ・ムドリクは期待に応えることができなかった。

適応が遅すぎる

ウクライナ出身のムドリクは、2023年1月に7,000万ユーロもの移籍金でチェルシーに加入。しかし、チェルシーで思うような活躍を見せられていない。『トランスファー・マルクト』によると、今シーズンはプレミアリーグでは5ゴールを挙げ、高い技術の片鱗を見せている。しかし、ギャラガー、スターリング、マドゥエケといったチームメートとの激しい競争に晒されるなか、ウインガーとして期待されるレベルに達していない。

6位:ダヨ・ウパメカノ(バイエルン・ミュンヘン)

2023/24シーズンは、2011/12シーズン以来の無冠となってしまったバイエルン・ミュンヘン。その一因は、ダヨ・ウパメカノにあるかもしれない。フランス出身のウパメカノは、リーグ戦で苦戦。徐々に韓国代表キム・ミンジェに先発の座を奪われた。

4日間で2枚のレッドカード

ウパメカノの今シーズンは、2月18日に決定的な転機を迎えることになった。2月14日のUEFAチャンピオンズリーグのラツィオ戦で退場処分を受け、チームは0-1で敗戦。そのわずか4日後、今度はボーフム戦で再びレッドカードを受けた。ボーフム所属の浅野拓磨のゴールもあり、バイエルンは2-3で敗戦。チームはブンデスリーガの優勝から遠ざかり、ウパメカノはシーズンの残りをベンチで過ごすことになってしまった。

5位:アンス・ファティ(ブライトン)

アンス・ファティも思うような活躍を見せられていない。2021年と2022年にバルセロナで素晴らしいパフォーマンスを見せたが、2023年に重傷を負って以降、トップフォームを取り戻すのに苦労している。今シーズンは、プレー時間と自信を取り戻すためにプレミアリーグのブライトンへのレンタル移籍に踏み切った。

度重なる負傷

残念ながら、ファティのプレミアリーグでのシーズンは期待外れのものだった。左ウイングは日本代表の三笘薫が絶対的スタメンとして君臨していることもあり、ファティの先発出場はわずか3回だった。デ・ゼルビ監督が指揮するチームにフィットすることができず、さらに度重なる負傷離脱に悩まされた。2024/25シーズンには完全復活を果たすことができるだろうか。

4位:ガブリエウ・ジズス(アーセナル)

今年も充実したシーズンを送ったアーセナル。しかし、マンチェスター・シティを上回りプレミアリーグで優勝を果たすには、得点力が不足していた。ガブリエウ・ジズスを獲得したことで、アーセナルは最適なセンターフォワードを見つけたかに思えたが、期待通りの結果にはならなかった。

プレミアリーグではわずか4ゴール

『トランスファー・マルクト』によれば、今シーズンのプレミアリーグでの得点はわずか4点。アーセナルの得点力不足を象徴する結果となってしまった。来シーズンのジェズスの活躍次第では、アーセナルは新たなストライカーを探さなければならないだろう。

3位:メイソン・マウント(マンチェスター・ユナイテッド)

メイソン・マウントのマンチェスター・ユナイテッドでのシーズンは思わしくないものになってしまった。『トランスファー・マルクト』によれば、2023年にユナイテッドと移籍金6,420万ユーロという大型契約を締結。しかし、プレミアリーグではわずか5試合の先発出場、1ゴールだけという厳しい結果に終わった。

2位:ランダル・コロ・ムアニ(パリ・サンジェルマン)

『トランスファー・マルクト』によると、パリ・サンジェルマンは今夏、将来を嘱望されるフランス出身ストライカー、コロ・ムアニの獲得に9,500万ユーロもの大金を支払った。しかし、パリでは信頼をつかめず、シーズンの終盤にはゴンサロ・ラモスにポジションを奪われた。

チームは充実したシーズンを送る

リーグ・アンで6ゴール5アシスト(『トランスファー・マルクト』)という記録は、決して悪くはない。しかし、今シーズンのパリ・サンジェルマンの好調さを考えれば、コロ・ムアニにはさらなる活躍が求められているだろう。とはいえ、コロ・ムアニはまだ25歳と若く、これからの活躍に期待だ。EURO2024に向けてディディエ・デシャン監督率いるフランス代表に招集されている。そこで活躍を見せられるだろうか。

1位:アントニー (マンチェスター・ユナイテッド)

今シーズン最も期待外れに終わってしまったのは、マンチェスター・ユナイテッドのアントニーだ。今季は、ピッチ上の活躍よりもSNSで世間を賑わせることの多いシーズンになってしまった。監督の采配に不満を表す素振りや、DV疑惑などで大きな批判を浴び、失意のシーズンとなってしまった。

ピッチ内外での失敗

『トランスファー・マルクト』によると、アントニーは、プレミアリーグ29試合でわずか1ゴール1アシストに終わり、チームの不振を象徴する存在となってしまった。同サイトによれば、2022年8月に9,500万ユーロでユナイテッドと契約したアントニーの市場価値は、2,800万ユーロにまで急落しているという。ピッチ内外の振る舞いで批判を集め、アントニーは大きく評価を落としてしまった。

 

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