2024年に最も多く稼いだテニス選手

高収入を得るテニス選手たち
10位:アリーナ・サバレンカ(1,370万ドル)
コート外では明るく穏やかな性格
9位:キャスパー・ルード(1,390万ドル)
スポンサー契約でも多額の収入を得る
8位:大坂なおみ(1,460万ドル)
勇気ある姿勢が共感を呼ぶ
7位:ダニール・メドベージェフ(2,030万ドル)
ゲーム関連会社とのスポンサー契約
6位:ラファエル・ナダル(2,330万ドル)
引退後も十分な収入を得るはず
5位:ヤニック・シナー(2,660万ドル)
多くの有名ブランドとスポンサー契約を交わす
4位:イガ・シフィオンテク(2,670万ドル)
収入だけがすべてではない
3位:ココ・ガウフ(2,710万ドル)
アメリカを代表するアスリートの1人に
2位:ノバク・ジョコビッチ(3,720万ドル)
史上最高のテニス選手の1人
1位:カルロス・アルカラス(4,230万ドル)
スポンサー契約で莫大な収入を得る
高収入を得るテニス選手たち

世界最高の舞台で活躍するテニス選手たちは、賞金やスポンサー契約などによって莫大な収入を得ている。今回は米誌『フォーブス』のデータをもとに、2024年に世界で最も多く稼いでいるテニス選手を見ていこう。

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10位:アリーナ・サバレンカ(1,370万ドル)

メジャー大会のウェブサイトによると、サバレンカは2024年の全米オープンに優勝し、360万ドルの賞金を獲得。さらに、2024年は全豪オープンでも優勝しており、四大大会のうち2つを制している。

コート外では明るく穏やかな性格

試合では研ぎ澄まされた集中力と激しいプレーを披露するサバレンカだが、コートの外では終始穏やかな性格だという。その様子はサバレンカに密着したNetflix番組『ブレイクポイント』で知ることができる。「内向的なテニス選手も多いなか、サバレンカの明るく外向的な性格が魅力的だ」とネット上でも話題となった。

 

9位:キャスパー・ルード(1,390万ドル)

専門サイト「テニスメジャーズ」によると、キャスパー・ルードはノルウェー史上最高の世界ランキングに輝いており、世界トップレベルの選手として活躍。四大大会での優勝はまだないが、母国ノルウェーだけでなく世界から注目を集める人気選手になっている。

スポンサー契約でも多額の収入を得る

ルードの収入のうち1,000万ドルは、スイスの時計ブランド「フレミング」やスウェーデンの銀行「ハンデルスバンケン」といった会社とのスポンサー契約から得たものだ。専門メディア「スポーツキーダ」によると、同選手は他にもポルシェなどの有名企業と契約を結んでいるという。

8位:大坂なおみ(1,460万ドル)

日本の誇る世界的テニス選手である大坂なおみは、故障や出産により休養していたが、2024年にプレーに復帰。見事なカムバックを果たしている。すでに四大大会で4度優勝という圧倒的な実績を残してきたが、復帰後はさらに成長を遂げた姿を見せている。

勇気ある姿勢が共感を呼ぶ

『フォーブス』によれば、自分の弱さをさらけ出すことを恐れない姿勢が共感を呼び、多くのスポンサーが同選手との契約を望んでいるという。1,460万ドルという収入も、ほとんどがスポンサー契約によるものだ。

7位:ダニール・メドベージェフ(2,030万ドル)

米紙『ニューヨークタイムズ』はメドベージェフの独特なプレースタイルを「ハエ叩き」と呼んでいる。同紙によれば、メドベージェフの両ハンドのストロークは叩くようなフォームが特徴的だという。テニスコーチのダレン・ケーヒルは「ダニールがコートに立つたびに、多くのことに驚かされるよ」と語った。

ゲーム関連会社とのスポンサー契約

世界トップレベルのテニス選手として活躍するメドベージェフだが、大のゲーム好きとしても知られる。この趣味がきっかけで「HyperX」、「EA Sports」、「Ubisoft」といったゲーム会社ともスポンサー契約を結んでいる。

6位:ラファエル・ナダル(2,330万ドル)

長きにわたり世界のトップに君臨してきたラファエル・ナダル。そのナダルも30代後半となり、怪我による離脱も増えたことで、一部では引退の噂もささやかれている。元プロテニス選手のガルビネ・ムグルサはスペイン紙『マルカ』に対し、「ナダルはのんびり息子と人生を楽しむ時期に来ているかもしれない。息子と笑顔で過ごす姿が目に浮かぶね。現役にこだわる必要はないはず。選手としてできる全てを成し遂げたと思う」と語った。

引退後も十分な収入を得るはず

ナダルの人気を考えれば、引退後もスポンサー契約などからかなりの収入を得ることができるだろう。米誌『フォーブス』によれば、ナダルはサウジアラビアテニス連盟の親善大使に就任。同連盟はドルで年間7ケタ以上(円で億単位)の報酬を支払っているとみられる。また、ナダルは韓国の起亜自動車と20年以上にわたるスポンサー契約を結んでいる。

5位:ヤニック・シナー(2,660万ドル)

サバレンカ同様、ヤニック・シナーも2024年は素晴らしいシーズンを過ごした。イタリア出身のシナーは全豪オープンと全米オープンで優勝。現在世界ランキング1位に君臨する強さを見せつけた。

多くの有名ブランドとスポンサー契約を交わす

シナーはパスタで知られるディ・チェコや、グッチ、ロレックスといった有名ブランドの広告塔を務めている。収入のうち1,160万ドルが賞金、1,500万ドルがスポンサー収入とバランスよく稼いでいる。

4位:イガ・シフィオンテク(2,670万ドル)

専門メディア「ポップコーン・テニス」によれば、イガ・シフィオンテクは注目されるのは苦手だと話しているようだが、その輝かしいキャリアを考えると脚光を浴びるのは必然だろう。同記事によると、シフィオンテクは自らのパフォーマンスを振り返り、改善点を探すために、普段からメモをとる習慣があるという。

収入だけがすべてではない

大会賞金が収入源となる一方で、同選手は過密日程がもたらすコンディション面への影響を気にかけているという。『フォーブス』によると、シフィオンテクは全米オープンの後、「もちろん選手たちが決めることではないが、今シーズンは大会が多すぎると思う。選手たちに悪影響が出る可能性もある」と語った。

3位:ココ・ガウフ(2,710万ドル)

ガウフは誰もが認めるテニス界のトップアスリートの1人であり、10代の頃からテニス界のレジェンドであるシュテフィ・グラフと比較されてきた。セリーナ・ウィリアムズの後継者としてアメリカで最も人気のあるテニス選手となっており、収入ランキングでも上位となった。

アメリカを代表するアスリートの1人に

今シーズンのガウフは、四大大会優勝こそ逃したが、充実した1年を過ごしている。2024年パリオリンピックでは、レブロン・ジェームズとともに米国代表旗手を務め、オリンピックの歴史にもその名を刻んだ。

2位:ノバク・ジョコビッチ(3,720万ドル)

ジョコビッチは今年も驚くべき額の収入を得ている。2024年の全米オープンに際して、高級ホテルブランドのアマンと複数年にわたるスポンサー契約を結んだことを発表。その他にも、アディダス、ラコステ、ユニクロなど数多くの世界的な企業と契約を結んでいる。

史上最高のテニス選手の1人

ジョコビッチは間違いなく史上最高のテニス選手の1人であり、その輝かしいキャリアは長く語り継がれるだろう。『フォーブス』によると、母国セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は、首都ベオグラードにジョコビッチを称える博物館を建設する考えを表明したという。

1位:カルロス・アルカラス(4,230万ドル)

2024年のトップを獲得したのはアルカラスだった。『フォーブス』によると、Netflixが現在アルカラスに密着したドキュメンタリーを制作中で、2025年に公開される予定だという。ファンにとっては必見の作品になるはずだ。英紙『ガーディアン』は同選手を「男子テニス界で最もエキサイティングな選手」と賞賛。

スポンサー契約で莫大な収入を得る

専門メディア「SportsPro Media」によると、アルカラスはナイキから年間2,000万ドルもの報酬を受け取っているという。アルカラスの活躍次第では、この金額はさらに上がっていくかもしれない。同じくスポーツ専門メディア「Sportico」によると、ナイキ以外にもBMW、カルバン・クライン、ロレックスなど多くの企業とも契約を結んでいるようだ。

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