2024年バロンドールは誰の手に? シーズン前半の有力候補トップ10

リオネル・メッシの後継者は誰?
10位:モハメド・サラー
チャンピオンズリーグへの出場権はない
9位:ブカヨ・サカ
8位:ケビン・デ・ブライネ
7位:ラウタロ・マルティネス
コパ・アメリカが鍵を握る?
6位:ロドリ
5位:アントワーヌ・グリーズマン
エムバペに阻止される?
4位:アーリング・ハーランド
3位:ハリー・ケイン
イングランドの主将として
2位:キリアン・エムバペ
1位:ジュード・ベリンガム
ハリー・ケインとの一騎打ちも
リオネル・メッシの後継者は誰?

2024年が明け、すでにバロンドール争いが注目の的となっている。リオネル・メッシの後継者は誰になるだろうか?バロンドール最有力候補者をランキング形式で紹介していこう。

10位:モハメド・サラー

モハメド・サラーの2022/23シーズンは、個人としては成功したものの、チームは低調に終わった。2023/24シーズンも好調を維持するエジプト代表サラーは、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドと並び、プレミアリーグで最も決定力のある選手だ。今年のバロンドールを獲得するチャンスも十分にあるだろう。

チャンピオンズリーグへの出場権はない

サラーはリヴァプールで良いスタートを切ったが、エジプト代表としてアフリカ・ネイションズカップに参加するため、現在は所属チームを離れている。だが、バロンドールの可能性を考えると、大きな問題が1つある。それは、リヴァプールがUEFAチャンピオンズリーグではなく、その下位大会というべきヨーロッパリーグでプレーしていることだ。したがって、ファラオの愛称で親しまれるサラーがバロンドールを獲得するのは難しいかもしれない。

 

9位:ブカヨ・サカ

プレミアリーグのアーセナルに所属するブカヨ・サカは、ガナーズ(アーセナルの愛称)のスター選手だ。サカがバロンドールの有力候補になるには、アルテタ監督率いるアーセナルでUEFAチャンピオンズリーグかプレミアリーグを制覇することが必要だ。さらに、ヨーロッパNo.1をかけて争うユーロ2024でイングランド代表として好成績を収めれば、バロンドール獲得の可能性は一気に高まるだろう。

8位:ケビン・デ・ブライネ

デ・ブライネはバロンドールの候補者リストには欠かせない選手だ。ベルギー代表のデ・ブライネは、今シーズン初めに負傷したが、例年に劣らない活躍をすればバロンドールの有力候補になりうる。自国の代表としてユーロで成功を収め、マンチェスター・シティでチャンピオンズリーグを連覇すれば、バロンドール獲得にさらに近づくだろう。

7位:ラウタロ・マルティネス

ラウタロ・マルティネスからも目が離せない。アルゼンチン代表のラウタロは、イタリアのインテルで素晴らしい活躍をしている。UEFAチャンピオンズリーグ決勝に進出した昨年に引き続き、シモーネ・インザーギ率いるチームは再び欧州制覇の栄冠を目指している。

コパ・アメリカが鍵を握る?

ラウタロにとっての唯一の問題は、アルゼンチン代表での現在の状況だ。ラウタロは代表の試合では控えに回ることも多く、マンチェスター・シティのフリアン・アルバレスとのポジション争いで遅れをとっている。ラウタロがバロンドールの有力候補となるには、中南米最強を決めるコパ・アメリカで好成績を収める必要がある。

6位:ロドリ

ロドリを一言で表すなら、ペップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティの中盤の要だ。ロドリは昨年シティで素晴らしい成績を収めたが、今年も例外ではない。ロドリが好調を維持し、ユーロでもスペイン代表として良い成績を収めれば、バロンドール獲得の最有力候補となる可能性がある。

5位:アントワーヌ・グリーズマン

アントワーヌ・グリーズマンは絶好調だ。フランス代表グリーズマンは、スペインのラ・リーガでアトレティコ・マドリードの歴代最多得点保持者となり、今まで以上にバロンドールが有力視されている。

エムバペに阻止される?

今シーズン、グリーズマンは現在まで非常に良いパフォーマンスを見せているが、バロンドール獲得はパリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペによって阻止される可能性がある。フランスがユーロ2024で優勝すると、同国キャプテンのエムバペがバロンドールを獲る可能性も高まるからだ。

4位:アーリング・ハーランド

アーリング・ハーランドが4位なのは驚きかもしれない。最大の理由は、ノルウェー代表がドイツで開催されるユーロ2024への出場権を逃したことだ。最高のシーズンを過ごしたものの、2023年のバロンドールで2位となったマンチェスター・シティのストライカーにとって、ユーロ不出場が大きな痛手になる可能性がある。

3位:ハリー・ケイン

ハリー・ケインは、シーズン前半ですでにバイエルン・ミュンヘンのエース・ストライカーとしての実力を証明した。イングランド代表では主将も務めるケインは、シーズン開幕からゴールを量産している。現在のペースを維持できれば、2020/21シーズンに当時バイエルン所属のレヴァンドフスキ(現:FCバルセロナ)が記録したリーグ得点記録「41」を破る可能性も十分にある。

イングランドの主将として

バイエルンだけでなく、ユーロ2024でもハリー・ケインはイングランド代表を牽引することになるだろう。最終的にイングランド代表を初優勝に導けば、バロンドールはケインか同じくイギリス出身で代表チームでも活躍するMF、ジュード・ベリンガムのどちらかになるだろう。

2位:キリアン・エムバペ

バロンドールといえば、キリアン・エムバペの存在は欠かせない。エムバペは数シーズンにわたって受賞候補になっており、ワールドカップでフランスが優勝していれば昨年獲得できたかもしれない。今シーズン素晴らしいスタートを切ったエムバペだが、バロンドール獲得には、フランス代表でユーロを、そして何よりパリ・サンジェルマンでチャンピオンズリーグを勝ち取る必要があるだろう。

1位:ジュード・ベリンガム

ジュード・ベリンガムは弱冠20歳にしてすでにレアル・マドリードを牽引している。イングランド代表の中盤も務めるベリンガムは、今シーズンのレアル・マドリードの注目選手であり、チャンピオンズリーグ制覇の栄光に向けて邁進している。

ハリー・ケインとの一騎打ちも

レアル・マドリードがチャンピオンズリーグで優勝すれば、ベリンガムのバロンドール受賞は間違いない。しかし、もしユーロでイングランドが優勝すれば、ベリンガム自身と同国キャプテンのハリー・ケインの間でバロンドールが争われることになるだろう。

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