2024年サッカー界の話題をさらった若手選手たち:20人の活躍をフラッシュバック

2024年のサッカー界を盛り上げた若手選手たち
20. ウスマン・ディオマンデ(スポルティング・ポルトガル)
19. サム・オモロディオン(FCポルト)
18. デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン)
17. マルク・カサド(FCバルセロナ)
16. マチス・テル(バイエルン・ミュンヘン)
15. ジョン・デュラン(アストン・ヴィラ)
14. ヴィクター・ボニフェイス(バイエル・レバークーゼン)
13. レニー・ヨロ(マンチェスター・ユナイテッド)
12. フェルミン・ロペス(FCバルセロナ)
11. リコ・ルイス(マンチェスター・シティ)
10. ケナン・ユルディズ(ユヴェントス)
9. マティアス・スーレ(ASローマ)
8. ジェイミー・バイノー=ギッテンス(ボルシア・ドルトムント)
7. サヴィーニョ(マンチェスター・シティ)
6. アルテム・ドフビク(ASローマ)
5. ウォーレン・ザイール=エメリ(パリ・サンジェルマン)
4. コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)
3. パウ・クバルシ(FCバルセロナ)
2. ヴィクトル・ギョケレシュ(スポルティング・ポルトガル)
1. ラミネ・ヤマル (FCバルセロナ)
2024年のサッカー界を盛り上げた若手選手たち

世界最高峰のプレーが繰り広げられる欧州サッカーの舞台では、日々新たなスターが誕生している。ここでは、2024年に登場して人々を魅了した20人の若手選手を見ていこう。

Sports Unlimited News をフォローして世界のスポーツをいつも手元に

20. ウスマン・ディオマンデ(スポルティング・ポルトガル)

20歳の若さでスポルティングのディフェンスを牽引するディオマンデ。身長190cmの高さとフィジカルの強さを兼ね備えた同選手は、スピードも合わせもつ現代的なセンターバックだ。アフリカネーションズカップでは、コートジボワール代表優勝の立役者にもなった。アーセナルFCなど強豪チームが獲得に興味を示しているという注目の若手だ。

 

19. サム・オモロディオン(FCポルト)

今夏スペインのアトレティコ・マドリードからポルトガルの名門ポルトに移籍したオモロディオン。リーグ戦では7試合に先発出場し9得点を獲得。ヨーロッパリーグでは5試合4得点とゴールを量産。20歳の若さで、スピードと身長193cmという高さを活かし開幕から好調を維持している。サッカー専門メディア「ソファスコア」によると、昨季はスペインのアラベスで35試合で9ゴールを決めており、実力は折り紙つき。2024年パリ五輪では、スペイン代表として金メダルも獲得している次世代のスター候補だ。

18. デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン)

サッカー専門メディア「トランスファーマルクト」によると、パリ・サンジェルマンは今夏、5000万ユーロ(約80億円)もの巨額移籍金を支払ってレンヌからデジレ・ドゥエを獲得。中盤でパスの出し手になるだけでなく、ドリブルで推進力を出すこともできる(「ソファスコア」によれば、昨季は1試合平均2.1回のドリブル成功、成功率67%を記録)。19歳でリーグ・アンの優秀若手選手の一人にノミネートされた。

17. マルク・カサド(FCバルセロナ)

3か月前までは、FCバルセロナの下部組織でプレーしていたマルク・カサドだが、短期間で一躍トップチームの主力に。ハンジ・フリック監督の抜擢で9月に昇格を果たすと、守備的ミッドフィールダーとしてチームの信頼をつかんだ。バイエルン戦(4-1)やレアル・マドリード戦(4-0)で決定的なパスを出し、勝利に貢献。まだ21歳だが、すでにトップ選手の仲間入りをしている。

16. マチス・テル(バイエルン・ミュンヘン)

2023/24シーズンのマチス・テルの躍動はまさにサプライズだった。ハリー・ケインがエースとして大活躍する側で、マチス・テルも大きくチームに貢献。前線でもウイングでもプレーできる同選手は、ゴールに対する並外れた嗅覚を持っている。「ソファスコア」によると昨季ブンデスリーガでは、わずか1,040分間の出場時間で、7ゴール5アシストを記録。まさにスーパーサブと呼ぶにふさわしい活躍を果たした。

15. ジョン・デュラン(アストン・ヴィラ)

プレミアリーグでは、アストン・ヴィラのジョン・デュランが途中出場して試合を決めるジョーカーとして躍動。今シーズン、一度も先発出場の機会はなかったが、すでに4ゴールを記録。コロンビア出身で現在20歳の同選手は、UEFAチャンピオンズリーグのバイエルン戦で決勝ゴールを決めるなど大舞台での勝負強さも発揮している。

14. ヴィクター・ボニフェイス(バイエル・レバークーゼン)

ボニフェイスは、2023年7月にベルギーのユニオン・サン・ジロワーズからレバークーゼンに移籍するとすぐに大活躍を果たす。 「ソファスコア」によると、現在23歳の同選手は昨季ブンデスリーガ23試合に出場し、14ゴール8アシストを記録。チームのリーグ戦無敗優勝に大きく貢献した。

13. レニー・ヨロ(マンチェスター・ユナイテッド)

昨季リーグアンで最優秀若手選手の一人に選ばれたディフェンダーのレニー・ヨロは、リールで大きな成長を遂げた。「トランスファーマルクト」によると、同選手は今夏6,200万ユーロ(約100億円)もの移籍金で名門マンチェスター・ユナイテッドに移籍。19歳という若さに見合わぬフィジカルと精神的な落ち着きで、ユナイテッドのディフェンスを牽引する働きが期待されている。

12. フェルミン・ロペス(FCバルセロナ)

昨季バルセロナで中心選手となったフェルミン・ロペス。ラ・リーガ31試合に出場し(うち14試合で先発)、8ゴールを記録。2024年パリオリンピックでは6ゴールを記録し、大会得点王も獲得した。今季も重要な局面で実力を発揮し、UEFAチャンピオンズリーグのバイエルン戦(4-1)では2アシストを記録している。

11. リコ・ルイス(マンチェスター・シティ)

リコ・ルイスは順調にマンチェスター・シティで主力として定着しつつある。同選手は、現在20歳でイングランド出身のサイドバック。今季プレミアリーグでは13試合中11試合に先発出場し、イングランド代表でもネーションズリーグで3試合に出場した。 1年前にはほとんど知られていない選手だったが、世界トップレベルの選手へと短期間で駆け上がった。

10. ケナン・ユルディズ(ユヴェントス)

ユヴェントスの不調とは反対に、ケナン・ユルディズの2023/24シーズンは充実したものだった。 トルコ出身の同選手は、19歳の若さでセリエAで27試合出場、2ゴールを決めた。187cmと長身だが、滑らかなボールコントロールや華麗なテクニックも併せ持っている。

9. マティアス・スーレ(ASローマ)

昨季ユヴェントスからフロジノーネにレンタル移籍したマティアス・スーレは、セリエAの若手選手で最も注目を集めた一人。21歳でアルゼンチン出身の同選手は、11ゴール3アシストを記録。今季は強豪ローマにレンタル移籍することになり、さらなる成長が期待されている。

8. ジェイミー・バイノー=ギッテンス(ボルシア・ドルトムント)

昨季UEFAチャンピオンズリーグでは惜しくも準優勝に終わったボルシア・ドルトムント。しかし、多くの才能ある若手選手を抱え、その未来は明るい。なかでもギッテンスはまだ20歳だが、すでに圧巻のパフォーマンスを見せている。サイドバックやウインガーといった複数のポジションをこなすことができ、今シーズンすでにブンデスリーガで4ゴール3アシストを記録。UEFAチャンピオンズリーグでも、4ゴールを記録するなどチームの攻撃を牽引している。

7. サヴィーニョ(マンチェスター・シティ)

昨季ラ・リーガで躍進したジローナを支えたのは、ツィガンコフ、ドブビク、サヴィーニョといった才能ある若手攻撃陣だった。シティ・フットボール・グループのトロワ(フランス)から同グループのジローナにレンタル移籍したサヴィーニョは、昨季ラ・リーガで9ゴール10アシストと大活躍。今夏に2500万ユーロ(約40億円)でマンチェスター・シティに加入した。

6. アルテム・ドフビク(ASローマ)

昨季ラ・リーガで24ゴールを挙げ得点王となったアルテム・ドフビクは、まさにサッカー界のサプライズだった。ジローナと契約する以前、ウクライナ出身の同選手は母国のSKドニプロ-1でプレーしていた。700万(約11億円)でジローナに加入したが、昨季の活躍を受け、今夏ASローマに3000万(約47億円)で移籍。短期間でその市場価値は大きく上昇したことがわかる。

5. ウォーレン・ザイール=エメリ(パリ・サンジェルマン)

ウォーレン・ザイール=エメリは2023/24シーズン以前から注目の若手ではあった。しかし、昨季リーグ・アンで驚異的な活躍を見せたことで、一気にチームの中心に。ヴィティーニャとともにPSGの中盤を牽引する同選手は18歳の若さだがベテラン選手のような落ち着きを見せている。昨シーズン終盤には若干調子を落としたが、2024年のサッカー界最大の活躍を見せた若手選手の一人だ。

4. コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)

2023/24シーズンの初めには、ほとんどトップチームでの出場はなかったメイヌー。しかし、その1年後には名実共に世界トップレベルの選手として、ユーロ決勝ではイングランド代表としてスペイン戦に先発出場を飾った。現在19歳のメイヌーは、不調の続くマンチェスター・ユナイテッドの希望の星になっている。圧倒的なフィジカル、強度の高い守備に得点能力まで併せ持つ同選手は、現代型ミッドフィールダーとしてチームの中盤を牽引している。

3. パウ・クバルシ(FCバルセロナ)

センターバックのポジションは、高いフィジカル能力だけでなく、長年の経験も重要となる。しかし、17歳のパウ・クバルシはトップチームに昇格して約3か月でバルセロナの主力ディフェンダーとして君臨。スペイン代表にも招集され、パリオリンピックで金メダルを獲得した。ハンジ・フリック監督の下で保持・非保持ともに優れた判断を見せ、巧みなラインコントロールでチームのハイライン戦術を支えている。

2. ヴィクトル・ギョケレシュ(スポルティング・ポルトガル)

スウェーデン出身のヴィクトル・ギョケレシュは過去数シーズンで急成長を遂げ、所属チームでゴールを量産。2024年になっても勢いは止まらず、57試合に出場して59ゴールを記録している。昨季ポルトガルリーグでは29ゴール10アシストを記録するなど、すでにチームのレジェンドと呼ぶべき存在になっている。今シーズンも12試合出場で16ゴールと圧巻の活躍。さらに、UEFAチャンピオンズリーグのシティ戦ではハットトリックを達成、スウェーデン代表として出場したネーションズリーグのアゼルバイジャン戦では4ゴールを達成とその勢いは留まるところを知らない。

1. ラミネ・ヤマル (FCバルセロナ)

バルセロナの至宝ラミネ・ヤマルは、短期間でまさに世界最高の選手の1人へと駆け上がった。2024年のバロンドールは8位入賞を果たしている。ユーロ2024ではニコ・ウィリアムズとともにウィンガーとして攻撃を牽引し、スペイン代表を優勝に導いた。その才能はもはや説明不要だ。メッシとも比較されるようなバルセロナの次世代のスター、ヤマルが今後どのような成長を遂げていくのか、眼が離せない。

Sports Unlimited News をフォローして世界のスポーツをいつも手元に

ほかのおすすめ