2024年パリオリンピックで更新が期待される世界記録の数々

オリンピックで記録更新
男子砲丸投げ:23.56m(ライアン・クロウザー)
男子棒高跳び:6.24m(アルマンド・デュプランティス)
男子円盤投げ:74.35m(ミコラス・アレクナ)
男子1500m:3分26秒00(ヒシャム・エルゲルージ)
男子3000m障害:7分52秒11(ラメチャ・ギルマ)
男子400mハードル:45.94秒(カールステン・ワーホルム)
女子1500m:3分49秒11(フェイス・キピエゴン)
女子10,000m:29分01秒03(レテセンベト・ギデイ)
女子マラソン:2時間16分16秒(ペレス・ジェプチルチル)
女子100m障害:12.12秒(トビ・アムサン)
女子400m障害:50.68秒(シドニー・マクラフリン)
女子三段跳び:15.74m(ユリマル・ロハス)
オリンピックで記録更新

オリンピックでは選手同士がしのぎを削るメダル争いに注目するだけではなく、スポーツの歴史が塗り替えられる世界記録更新にも期待しよう。今回は、パリ五輪で更新される可能性がある世界記録をチェックしてみよう。

なお、データはすべて世界陸上競技連盟HPから引用している。

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男子砲丸投げ:23.56m(ライアン・クロウザー)

世界記録保持者でありオリンピック金メダリストのライアン・クラウザーは、パリオリンピックでも注目選手の1人だ。2023年3月にロサンゼルスで樹立した、23.56mという自身の記録を破ることを目指している。

男子棒高跳び:6.24m(アルマンド・デュプランティス)

最も世界記録が破られる可能性が高いのは、2024年4月20日にアルマンド・デュプランティスが樹立した棒高跳びの世界記録6.24mだ。オリンピックに向けて調子を高めているアルマンドが自身の世界記録を更新するかもしれない。

男子円盤投げ:74.35m(ミコラス・アレクナ)

男子陸上競技で最も古い世界記録は、1986年にドイツのユルゲン・シュルトが出した74.08mだったが、2024年4月14日にミコラス・アレクナによって塗り替えられた。パリオリンピックでは金メダル獲得が期待されるミコラス。自身の世界記録を更新できるかにも注目だ。

男子1500m:3分26秒00(ヒシャム・エルゲルージ)

1998年7月14日、ローマ・ゴールデン・ガラで、モロッコ出身のヒシャム・エルゲルージが3分26秒00の世界新記録を樹立。それから20年以上が経過した2022年2月、ヤコブ・インゲブリクトセンがフランスのリエバンで行われた室内競技会で、世界記録に迫る3分30秒60を記録した。不滅の大記録となっているヒシャムの世界記録がパリオリンピックで遂に塗り替えられるかもしれない。

男子3000m障害:7分52秒11(ラメチャ・ギルマ)

世界準優勝、オリンピック準優勝と、大事な試合では実力を発揮しきれずにいたラメチャ・ギルマだが、2023年にパリで3,000m障害の世界記録を破った。シルバーコレクターと言われることもあるギルマにとって、初のオリンピック金メダルだけでなく世界記録更新が期待される一戦となりそうだ。

男子400mハードル:45.94秒(カールステン・ワーホルム)

2021年8月3日の東京オリンピックで、400mハードルの世界記録が大きく塗り替えられた。ライ・ベンジャミンが46.17秒、カールステン・ワーホルムは45.94秒で世界新記録を打ち立てたのだ。世界中がパリオリンピックでの2人の対決を待ち望んでいることだろう。

女子1500m:3分49秒11(フェイス・キピエゴン)

オリンピックで2度金メダル、世界選手権で3度金メダルを獲得したフェイス・キピエゴンは、誰もが認める1,500mの女王だ。2023年6月にフィレンツェで自身の世界記録を更新しており、パリオリンピックでは更にタイムを伸ばせるか注目されている。

女子10,000m:29分01秒03(レテセンベト・ギデイ)

2021年6月の東京オリンピックエチオピア代表選考会で、レテセンベト・ギデイは世界新記録を叩き出した。しかし、東京オリンピック本番では銅メダルという悔しい結果に終わった。パリオリンピックにも世界記録保持者として臨むギデイは、今度こそ金メダルを獲得し、自身の記録を更新できるだろうか。

女子マラソン:2時間16分16秒(ペレス・ジェプチルチル)

女子マラソンの世界記録は2つある。ベルリンマラソン2023年の男女混合レースでティギスト・アセファが打ち立てた2時間11分53秒と、2024年ロンドンマラソンでペレス・ジェプチルチルが樹立した女子単独レースの記録、2時間16分16秒だ。女子単独レースとして実施されるパリオリンピックでは、ペレスのもつ世界記録が更新されるかもしれない。

女子100m障害:12.12秒(トビ・アムサン)

世界陸上オレゴン大会の準決勝で、世界新記録を樹立した世界チャンピオンのトビ・アムサン。2023年世界選手権では6位に終わったが、パリオリンピックでは実力を発揮し、自身の世界記録を更新できるだろうか。

女子400m障害:50.68秒(シドニー・マクラフリン)

トビ・アムサン同様、シドニー・マクラフリンも世界陸上オレゴン大会で400メートル障害の世界新記録を打ち立てた。ライバルのダリラ・ムハンマドやフェムケ・ボルとの勝負だけでなく、自身の記録更新にも注目が集まっている。

女子三段跳び:15.74m(ユリマル・ロハス)

オリンピック金メダリストであり、4度の世界チャンピオンでもあるユリマル・ロハスは、女子三段跳びの絶対的な王者だ。パリオリンピックでもその活躍と世界記録の更新が期待されていたが、残念ながらアキレス腱の損傷により欠場を余儀なくされた。ロハスの代わりにその記録を更新する選手が現れるのか、注目したい。

 

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