2024年、日本のスポーツ界に起こった主なニュース
今年のスポーツ界にMLBドジャースの大谷翔平選手のニュースでもちきりだった。数々の偉業達成のほか、結婚の発表や、元専属通訳が違法賭博で逮捕されたことなど公私にわたってメディアを賑わせた。そして、ほかのスポーツでも大きな話題が続いた。2024年の主要スポーツニュースを振り返ってみよう。
大相撲春場所で、新入幕の尊富士が13勝2敗で初優勝を決めた。新入幕の力士が優勝するのは110年ぶり2人目の快挙で、さらに初土俵から所要10場所での優勝も最速だった。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
そんな尊富士の最速記録だが、直後に開催された夏場所で早くも破られた。石川県出身の大の里が初場所から所要7場所でスピード優勝を決めたのだ。さらに秋場所で二度目の優勝を飾った。関脇以下で年に2度優勝したのは1992年の貴花田(当時)以来、史上2人目となる。この活躍により初土俵から所要9場所の史上最速で大関昇進も決めた。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
女子プロゴルフの笹生優花(さそう ゆうか)選手が、全米女子オープンで3年ぶり2度目の優勝を飾った。『日刊スポーツ』紙によれば、メジャー複数回優勝は日本勢として初の快挙、さらに5大メジャー完全制覇を目指しているという。また、笹生選手が2度制した全米女子オープンは、5大メジャーの中で最も歴史が長く難易度が高いとされている。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
車いすテニスの全仏オープンで、世界ランキング2位で18歳の小田凱人(おだ ときと)選手が大会二連覇を果たした。小田選手は2023年の全仏オープンで初優勝を飾り、17歳1ヵ月の史上最年少で四大大会男子シングルスを制していた。パリ五輪でも車いすテニス男子史上最年少で金メダルを手にしている。
パリ五輪で日本勢が目覚ましい活躍をみせ、金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個、合わせて45個のメダルを獲得した。金メダル数、そしてメダル総数でも海外で開かれた大会最多を更新している。
日本から175人が参加したパリ・パラリンピック。過去最高となった2004年のアテネ大会のメダル総数52個には届かなかったが、金メダル14個、銀10個、銅17個の合計41個のメダルを獲得した。また、金メダル数は自国開催の東京パラリンピックの13個を上回った。
大谷翔平選手が史上初の「50本塁打、50盗塁」を成し遂げ日本中が熱狂に包まれた。50本塁打はアジア選手として初めての快挙で、最終的に今期54本塁打-59盗塁まで記録を伸ばしている。
プロ野球日本シリーズでDeNAがソフトバンクを破り、26年ぶりの日本一に輝いた。全身の大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ時代を含め3回目の日本一で、レギュラーシーズン3位からの鮮やかな逆転優勝だった。
画像:Kyodo / Kyodo News Images
J1リーグ参入から27年目にして悲願の初優勝を2023年に飾っていたヴィッセル神戸。今年も絶好調でみごとJ1連覇を達成したばかりか、天皇杯や全日本サッカー選手権大会でも優勝している。
Sports Unlimited News をフォローして世界のスポーツをいつも手元に