F1の2025年シーズンが間もなく開幕:モータースポーツの最高峰F1にまつわる15の豆知識

ユニークなモータースポーツ、F1
2025年シーズンがいよいよ開幕
その1:F1ドライバーはまばたきの回数が少ない
その2:1度のレースで最大4キログラム減量
その3:ハンドルには20あまりのボタンやダイヤルがある
その4:ドライバーごとにカスタマイズ
その5:エンジンをかけるため予熱
その6:頑丈な首が不可欠
その7:コンマ1秒速く走るため、莫大な額を投資
その8:ピットストップは一瞬
その9:グローブでバイタルサインを記録
その10:天井に張り付いて走行可能?
その11:燃料は通常のガソリンとほぼ同じ
その12:ブレーキの衝撃
その13:F1マシンの部品点数は8万点
その14:チームは自前のキッチンを持ち込む
その15:セーフティカーも高性能
ユニークなモータースポーツ、F1

スピードと技術だけではなく、精度も求められるタフなスポーツがF1だ。ドライバーとエンジニアが一丸となって記録の壁に挑戦する。だが、F1の魅力はその轟音やエンジン、熾烈な位置争いに留まらない。

2025年シーズンがいよいよ開幕

そこで、今回はF1に関する豆知識をチェックしながら、2025年シーズンの開幕を待つことにしよう。

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その1:F1ドライバーはまばたきの回数が少ない

猛スピードで周回しているマシンのドライバーは、1周あたり数回しかまばたきをしない。実際、F1ドライバーはまばたきによって、1分間に595メートル分の視覚情報を失うおそれがあるのだ。自然科学系メディア「Science News」によれば、F1ドライバーの瞬きの回数は通常の半分以下で、ブレーキングポイントやターンインマーカーを見逃さないようにしている、という報告もある。

 

その2:1度のレースで最大4キログラム減量

コックピットの温度は50度を超え、ドライバーの身体には極度の負荷がかかる。そのため、発汗によって数キログラム分の水分を失うことがあるため、適切な水分補給は不可欠だ。

その3:ハンドルには20あまりのボタンやダイヤルがある

F1マシンのハンドルは宇宙船のコントロールパネルのようなものだ。ドライバーは時速320キロメートルを超える猛スピードでサーキットを駆け抜けながら、エンジンの設定やブレーキのバランス、燃料混合、DRS(リアウイングを制御するシステム)を操作しなくてはならないのだ。

その4:ドライバーごとにカスタマイズ

F1マシンは完璧なフィット感を追求するため、ドライバーごとにカスタマイズされている。コックピットのデザインを微調整するだけでも、パフォーマンスや快適性、操作性を向上させることができるのだ。

その5:エンジンをかけるため予熱

F1マシンのエンジンは非常に精密であり、始動させる際には外部ヒーターで予熱しなくてはならない。室温でエンジンをかけると、故障してしまうこともあるほどだ。

 

その6:頑丈な首が不可欠

F1レースが引き起こす身体的な負荷を甘く見てはいけない。ドライバーにかかる加速度は5Gを越えることもあり、頑丈な首が不可欠なのだ。そこで、重り付きのヘルメットや負荷トレーニングで、徹底的に身体を鍛えることとなる。

その7:コンマ1秒速く走るため、莫大な額を投資

1周あたりコンマ1秒の差が勝敗を分けることもある。そこで、各チームは空気力学や素材の研究に何百万ドルも投資しているのだ。

その8:ピットストップは一瞬

F1専門サイト「RacingNews365」によれば、F1のメカニックたちは他のモータースポーツとは比較にならないスピードでタイヤ交換を行うため、ピットストップはうまく行けば2秒未満で完了してしまうそうだ。ちなみに、2023年にはマクラーレン・F1が1.80秒という、ピットストップの最短記録を樹立している。 

その9:グローブでバイタルサインを記録

現代のF1グローブには、ドライバーの心拍数や血中酸素レベル、体温をリアルタイムで測定するためのセンサーが装備されており、チームはドライバーの体調を逐一、チェックすることができる。

その10:天井に張り付いて走行可能?

F1における空気力学の専門家がBBC放送に語ったところによれば、F1マシンはトップスピードでの走行時に自重よりも大きなダウンフォースを生み出すため、理論的には天井に張り付いて走行することができるそうだ。もちろん、そんなサーキットがあればの話だが。

その11:燃料は通常のガソリンとほぼ同じ

その他のモータースポーツとは異なり、F1マシンの燃料は通常のガソリンと90%同じ配合だ。とはいえ、効率とパワーの点で最適化が図られているのは言うまでもない。とくに、不純物の除去が重要な要素となる。

その12:ブレーキの衝撃

F1マシンのブレーキは非常にパワフルであり、数秒のうちに時速320キロメートルから完全に停止することができる。しかし、訓練を受けていないと、その衝撃はまるでカベに正面衝突したかのように感じられるだろう。

その13:F1マシンの部品点数は8万点

F1マシンはどれもエンジニアリングの傑作であり、精密に設計、製造された無数の部品が完璧に組み合わさってできている。「Motor Sport」誌によれば、これらをすべて合計すると、1台あたりおよそ8万点(2,000万ドル相当)に達するとのこと。

その14:チームは自前のキッチンを持ち込む

ドライバーとスタッフが適切に栄養摂取できるよう、F1チームはレースのたびに専属シェフと自前のポータブルキッチンを持ち込み、専用の食事を用意している。

その15:セーフティカーも高性能

F1セーフティカーは通常、メルセデス-AMGまたはアストンマーティン製で、言うまでもなく高性能だ。実際、公道での走行が認められているスーパーカーより、速く走ることができる。

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