EURO2024でクリスティアーノ・ロナウドが悔し涙:一体、何があったのか?

C・ロナウドの悔し涙
PK失敗
スロベニアDFと衝突したディオゴ・ジョタ
ドルクシッチにイエローカード
「ファウルではなかった」
解釈の余地あり
静止していたスロベニアDF
C・ロナウドの出番
GKヤン・オブラクが見事に阻止
GKディオゴ・コスタの活躍
PK戦で堂々の勝利
C・ロナウドの悔し涙

EURO2024のラウンド16でスロベニアと対戦したポルトガル代表。キャプテンのクリスティアーノ・ロナウドが悔し涙をにじませるという、異例のシーンが見られたというが、一体、何があったのだろう?

 

PK失敗

悔し涙の原因はロナウド自身のPK失敗だ。まさに、絶好のチャンスを逃してしまったのだ。しかし、そもそもこのPKは疑惑が付きまとうものだった。

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スロベニアDFと衝突したディオゴ・ジョタ

事件は0対0で迎えた延長102分に起きた。レフトウイングでボールを拾ったFWのディオゴ・ジョタが相手の守備陣と対峙するも、スロベニアDFのヴァニャ・ドルクシッチと衝突してペナルティエリア内で転倒したのだ。

ドルクシッチにイエローカード

この試合で主審を務めたダニエレ・オルサートはドルクシッチに躊躇なくイエローカードを突き付け、ポルトガル代表はPKのチャンスを手にすることとなった。

 

 

「ファウルではなかった」

しかし、そもそもドルクシッチのプレーはファウルだったのだろうか? これについて、スペインのカデナSER放送で解説を務める元審判員のイトゥラルデ・ゴンサレス氏は「ファウルではなかった」とコメント。

 

解釈の余地あり

ゴンサレス氏いわく、問題のシーンは「解釈の余地が大きいプレー」であり、この種の判定に「絶対的な真実と言えるものはない」とのこと。

 

静止していたスロベニアDF

しかし、カデナSER放送によれば、ゴンサレス氏は「ファウルには当たらない」としている。というのも、「相手ディフェンダーがすでに静止している場所を突破しようとしたのはディオゴ・ジョタの方」だからだ。

 

C・ロナウドの出番

ともあれ、実際の試合ではドルクシッチのファウルと判定され、今シーズンPKを外したことがないクリスティアーノ・ロナウドの出番となった。一方、スロベニアのゴールを守るのはGKヤン・オブラクだ。

 

GKヤン・オブラクが見事に阻止

クリスティアーノ・ロナウドは右のゴールポスト際を狙って鋭いPK弾を放ったが、素早く反応したオブラクが飛び込み、これを見事に阻止。思わぬ展開を受け、クリスティアーノ・ロナウドは延長戦のエンド交代の際に悔し涙を見せることとなった。

GKディオゴ・コスタの活躍

しかし、試合は0対0のままPK戦にもつれ込み、ポルトガル代表はリベンジを果たす。今度はクリスティアーノ・ロナウドもきっちりとPKを沈めて実力を示すと、GKディオゴ・コスタがスロベニア代表のPKを3本も阻止し、勝利に貢献したのだ。

 

PK戦で堂々の勝利

チャンスを逃して悔し涙まで見せたクリスティアーノ・ロナウドだが、疑惑の残る判定で得点を挙げるよりも、PK戦で堂々と勝利を掴むことができて、むしろ良かったのかもしれない。

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