UEFAチャンピオンズリーグ2023-2024：決勝トーナメントで注目を集める選手たち

UEFAチャンピオンズリーグ2023-24の決勝トーナメント、ラウンド16が目前に迫っている。今回は、出揃った16チームの中から注目の選手を紹介していこう。

ワレン・ザイール＝エムリは17歳にしてすでにパリ・サンジェルマンFCの牽引役となっている。ボルシア・ドルトムント戦でゴールを決めて予選突破に貢献、ルイス・エンリケ監督のシステムにおいて重要な役割を担っていることを改めて証明してみせた。

相手を翻弄するドリブル能力、ゲームを読む力、明晰な判断力、エムリは若くして一流選手としての素質をすべて備えている。パリ・サンジェルマンFCの勝敗のカギを握る選手となるだろう。

フランスのレンヌから英国のマンチェスター・シティに移籍し、ステップアップを果たしたジェレミー・ドク。ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるチームにすぐに溶け込み、大きな存在感を放っている。

ドクの持ち味は、切れ味の鋭いドリブルと視野の広さだ。11月6日に行われたプレミアリーグのAFCボーンマス戦で、4アシスト1ゴールという見事なパフォーマンスを披露した。

プレミアリーグで良いスタートをきったドク。チャンピオンズリーグでの活躍は未知数だが、大きな期待が寄せられている。

今シーズン、サッカー界で最も注目を集めている選手のひとりがラミン・ヤマルだ。FCバルセロナ育成組織出身で、クラブ史上最も若い15歳9か月16日でトップチームデビューを果たし、最年少得点記録も塗り替えた。16歳にして名門FCバルセロナのフォワードの座を手にしようとしている。

ヤマルはすでに4試合に出場し、2得点をあげている。チャンピオンズリーグのラウンド16を前に、更なる活躍が期待されている。

イングランド代表のジュード・ベリンガムは、2023年6月のレアル・マドリード移籍から17試合で15ゴールという驚くべき活躍をみせている。

ベリンガムは21歳にして、カルロ・アンチェロッティ監督率いるチームの主力戦力となり、バロンドールの有力候補にもなっている。その栄誉を獲得するには、チャンピオンズリーグでも並外れたパフォーマンスを見せる必要がある。

昨年のチャンピオンズリーグ準優勝のインテル・ミラノが、今シーズン良いスタートをきっている。現在、セリエAで首位に立つインテル・ミラノのキャプテンがラウタロ・マルティネスだ。

アルゼンチン代表のマルティネスは、今季セリエAの16試合に出場し15ゴールを挙げている。現在、左太ももの肉離れで欠場しているが、復帰後は相手チームを翻弄する存在となるだろう。

ラ・リーガ開幕からレアル・ソシエダが好調なのは、久保建英の活躍によるところが大きい。予測不能なプレーで相手を翻弄、かつ決断力のある試合運びでスペインのラ・リーガを沸かせている。

久保はもともとレアル・マドリードに所属していたが、2022年にレアル・ソシエダに完全移籍した。今まで「潜在能力の高い」選手とされてきたが、ついに本領を発揮しはじめた。

2022-23シーズンのアーセナルは、プレミアリーグそしてチャンピオンズリーグでも素晴らしい成績を残している。そんなアーセナルの重要な戦力がブカヨ・サカだ。

アーセナルはどんなチームにも手痛いダメージをもたらす強烈な攻撃で知られる。現在ガブリエウ・マルティネッリ、ガブリエウ・ジェズス、マルティン・ウーデゴール、レアンドロ・トロサール、エディ・エンケティア等が活躍しており、サカはその中で高い存在感を発揮している。

今季のRBライプツィヒはダニ・オルモやシャビ・シモンズも活躍しているが、グループステージで注目を集めたのはロイス・オペンダだ。ベルギー代表のオペンダは、アウェイのマンチェスター・シティ戦で2ゴールをあげる大活躍を見せた。

オペンダはRCランス時代から得点数の高さで知られ、RBライプツィヒ移籍後もゴールを量産している。チャンピオンズリーグで更なる得点を挙げる可能性が高く、オペンダの驚異的なスピードとフィジカルの強さ、そして決定力の高さが注目されている。

世界で活躍する日本人サッカー選手たち